【佐賀で体験】肥前びーどろ吹きガラス体験ともっと手軽な絵付け体験

本日は、佐賀の伝統工芸“肥前びーどろ”の「吹きガラス体験」と、もっと手軽にガラスと遊ぶ「ガラス絵付け体験」を併せてご紹介いたします。

ところで「肥前びーどろ」はごぞんじですか?

びーどろとはポルトガル語で「ガラス」のこと。
日本にガラスが登場したのはいわゆる弥生時代の初期頃で、当館から車で20分の吉野ヶ里遺跡でもガラスの璧(へき)や管玉(くだだま)が発見されています。
当時は中国など外国からの輸入品が多かったと思われますが、弥生時代後期には国内での生産が可能になっていたようで、古墳時代には副葬品として多くのガラス製品が使われ、その後の平安時代には貴族社会でガラスの器や盃が使われました。
しかし、武家社会に入ると殆ど使われることが無くなります。
それが再び使われるようになったのは、戦国時代の後半、ポルトガルやスペインの宣教師がガラス器を持ち込んだ時からで、以後盛んに、海外からガラス器が輸入されたり日本でも作られるようになります。

“肥前びーどろ”の歴史はずっと下って嘉永5年(1852年)に鍋島直正によって多布施川沿いに作られた精錬所からです。
ここでは、ガラスを使った日用品や科学実験に必要なフラスコなどの器具が作られました。
製錬所は維新後もガラス製品製造工場として存続し、明治36年そこを独立した副島源一郎が創設した副島硝子工業が、今なお肥前びーどろの伝統の業を受け継ぐ唯一の工場となっています。

ここで生み出された特徴的な伝統技法に「ジャッパン吹き」というのが有ります。
いわゆる「吹きガラス」の技法の一つですが「空気以外のものにできるだけ触れさせずに作り上げる」のが特徴です。
通常だと金属の吹き筒に溶けたガラスを付けて作業を行いますが、肥前びーどろではガラスの筒を使い、その筒自体を溶かして息を吹き込み、整形のための道具は使わず遠心力で整形をしていきます。
注ぎ口などを持つ器の場合は、もう一本のガラスの棒を使ってこれまた他の器具をできるだけ使わずに作業を進めます。
その作業の様子から「二刀流」などとも呼ばれます。

百聞は一見にしかずこちらの動画の後半で実際の制作風景がご覧いただけます。

さて長々と紹介してきましたが、この肥前びーどろの副島硝子工業さんでは毎月第3土曜日に吹きガラス体験の日を設けています。(6/28は中止のようですね…)
本格的な吹きガラス体験を指導を受けながら体験することが出来ます。
小学生以上の方が対象で完全予約制、所要時間は一人あたり15~30分、料金は3,240円から作るものに応じて変わります。
8名様以上の団体様なら、随時受け付けてくださるそうです。

「いやあ、そこまで本格的なものはちょっと自信が…」という方には6/28(土)に開催される「伝統の技が生きる肥前びーどろ“ガラス絵付け体験”」をおすすめいたします。
ここでは、ガラス板かタンブラーを素材に絵付け体験を行うことが出来ます。
会場は佐賀市歴史民俗館の一つ旧古賀家、所要時間は30分ほど。
ガラス板は1,080円、タンブラーなら648円で体験ができます。
3日前の17時までにご予約下さい。

肥前びーどろの伝統の一端を体験する2つの体験企画、ご興味のある方はぜひ副島硝子工業さんに問い合わせされて下さい!!

企画名 佐賀でガラスの体験工房
開催日時 毎月第3土曜日
※中止や日程変更の場合あり
一人あたりの所要時間は15~30分ですが、それに先立ち肥前びーどろの制作方法の説明などもありますから時間に余裕を持ってご参加下さい。
会場 副島硝子工業
〒840-0044 佐賀県佐賀市道祖元町106番地
料金 お一人様3,240円~
※作るもの、使う色によって追加料金がかかります
予約・問い合わせ 副島硝子工業 TEL: 0952-24-4211
肥前びーどろ 副島硝子工業公式サイトはこちら
企画名 伝統の技が生きる肥前びーどろ“ガラス絵付け体験”
開催日時 6/28(土)
 午前の部10:00~12:00
 午後の部13:00~15:00
会場 佐賀市歴史民俗館 旧古賀家
佐賀市柳町3-15
料金 ガラス板1,080円(盾付き)
タンブラー648円
予約・問い合わせ 上記と同じく副島硝子工業さんにどうぞ



※この記事は投稿日時時点の情報です。継続的な情報更新は致しません。最新の状況についてはお問合せご確認下さいますようお願いいたします。